プティパ 個展
YOU to I 展
~ 『スキ』でつながる優しい愛 ~
主催:プティパ
後援:北九州市 / RKB毎日放送 / 有限会社白石書店
創業100年以上(1923年創業)の有限会社白石書店(北九州市八幡西区力丸町、白石隆之社⾧)は、2025年11月9日(日)〜2025年12月21日(日)に絵と言葉の双子ユニット「プティパ」による個展を白石書店本店(S-Cafe)で開催いたします。本展では、北九州市の風景画を中心にポストカードサイズの繊細な絵画作品として展示し、旧折尾駅舎、旦過市場、スペースワールドなど今では見ることのできない風景も展示いたします。
また個展と連動し、書店内で回遊イベント『プティパ」はどこかな?』を開催します。
プティパは、アスペルガー症候群という個性がある妹のあい氏が描く絵に、姉のゆう氏が言葉を綴り北九州市の魅力を市内外問わずに発信しています。この唯一無二の創作スタイルであるプティパの作品をこの機会にご覧ください。
開催中は作品のオリジナルポストカードも販売いたします。また、開催期間中は絵描き担当のあい氏と言葉綴り担当のゆう氏も在廊いたします。
※在廊日時は決定次第告知いたします
※体調により在廊する日時が変更になる場合がございます
※弊社HPやSNSなどで随時ご確認をお願いいたします
開催のきっかけ
あい氏は「ASD(自閉症スペクトラム)」の「アスペルガー症候群」という個性があり、これまで生きづらさを感じながら過ごしてきたという背景があります。発達障害についての理解や知識はまだまだ浸透していません。あい氏とゆう氏にとって大変な時期もありましたが、あい氏が“スキ”だった絵を描き、ゆう氏が言葉を綴ることで二人の想いを伝えています。個性と向き合いながら少しずつ時間をかけて、一歩また一歩と踏み出すことができたのは、大好きな北九州市の風景があったからです。
そんなプティパの作品(特に折尾を象徴する旧折尾駅舎や区画整理前の堀川沿いの風景)に感動した白石隆貴(弊社専務取締役)がお二人とお会いしてお話を聞く中で、「北九州市の魅力ある風景を知ってもらい、同じような個性を持つ方もそうでない方にも、一歩を踏み出す勇気を与えるきっかけにしたい」という彼女たちの想いに共感し、個展を開催することとなりました。
開催目的
- 発達障がいについての理解や知識を普及
- プティパの活動をきっかけに発達障がいの有無に関係なく、「一歩を踏み出す勇気」を与える
- 絵を通じて北九州市の魅力を市内もそれ以外の方々にも認知してもらう
イベント詳細
- 開催日:2025年11月09日(日)~2025年12月21日(日)
- 時 間:10時~19時
- 場 所:白石書店本店 カフェスペース(S-Cafe)
福岡県北九州市八幡西区力丸町23-15(最寄り駅:本城駅)
折尾駅からはタクシーで10分程度です。
- 主 催:プティパ
- 後 援:北九州市 / RKB毎日放送 / 有限会社白石書店
- 参加費:無料
- 参加方法:当日会場へ直接お越しください
- 内 容
- プティパの作品の展示
- オリジナルグッズの販売(ポストカード・カレンダーなど)
- 期日限定でプティパのお二人と交流
※在廊予定日時は決定次第告知いたします
- 回遊イベント『「プティパ」はどこかな?』(書店内で開催)
小学生までのお子様を対象に書店内に隠れているプティパの絵を探し、書かれている文字を集めて単語の完成を目指します。正解者には白石書店限定のオリジナルポストカードをプレゼントいたします。
【参加手順】
1. レジカウンターにて、回遊イベントに参加する旨をお伝えください
2. スタッフより解答用紙をお渡しいたします
3. 書店内に隠れている「プティパ」の絵を探しましょう
4. 発見した絵に書かれた「もじ」を集め、単語を完成させましょう
5. 完成した単語を解答用紙に記入し、スタッフへ提出してください
6. 正解したら白石書店限定のポストカードをプレゼント!!
- 撮影やSNS等への投稿について - イベント中の写真や動画の撮影、ならびにSNSなどのネットへの投稿はOKです。 ただし、他のお客様などが写り込まないようにご注意ください。 |
- 禁止事項
- 他人に迷惑をかける行為
- 他人が写り込む場合に許可なく撮影ならびにSNSなどネットに投稿する行為
- 作品に触れる行為
プティパについて
はじめまして。私たちは2019年より、プティパという名で、妹のあいが描く手のひらサイズの色鉛筆画に、姉のゆうが言葉を綴り、SNSを中心に発信していくというちいさなアート活動を、双子姉妹で行っています。なぜ、2人でこの活動を⋯?それは、絵描きであるあいの持つ、大切な個性がひとつの大きな理由でした。
あいの持つ大切な個性とは⋯
2022年6月6日。私たちは、ひとつの事柄を公表しました。
絵描きのあいは、『ASD(自閉症スペクトラム)』の中の『アスペルガー症候群』という個性を持っています。あいの場合、知的障がい、学習障がいなどを伴わない為、深く関わらなければ、本人が伝えなければ、分からないと思います。
そして、この個性を彼女が持っている⋯
そうはっきりわかったのは、20代後半、大人になってからでした。
昨今、彼女のような生まれつきの個性を持った方々へのサポートは以前に比べると随分、積極的に取り組まれていますが、まだまだ正しく理解されていなかったり、当事者自身も、その大切な個性に気付くことが出来ずに生きづらさを抱えながら、日々を過ごしていることが多いという現実があります。
私たちが幼い頃は、発達障がいの知識や専門機関もあまり知られておらず、あいは、『おとなしい女の子』という枠にはまっていました。そして大人になって、そう診断を受けたとき、これで今までの生きづらさが緩和されると家族は思いましたが、その時には既に、彼女の心はパンク寸前で、それに伴う二次障害に、言葉では言い表せない程、支配されていました。その間のことをここでは語りきれませんが、現在は二次障害の症状は落ち着き、穏やかに過ごしています。
幼い頃から絵を描くことに関して、ずば抜けて秀でていたあい。それすら出来なくなっていた20代でしたが、少しずつ、少しずつ、歩き出して、あるひとつの出逢いがきっかけとなり、2019年からこの活動をはじめることになります。
パズルのピースがハマるかのように、彼女は『絵を描く』という自分の『スキ』なことと再び手をつなぐことが出来たのです。
いつかどこかで⋯ いつか2人で⋯
あいが高校生の頃、ふいに描いたひとりの子。その時に姉のゆうが、小さな一歩を踏み出せますように⋯と想いを込めて、『プティパ』と名付けたキャラクターは気付けば2人だけの秘密の宝物になっていました。
色濃く、大胆に重ね塗っていた、幼い頃の想いは決して忘れていたわけではないけれど歳を重ねていくうちに、色々な経験をしていくうちに薄く、塗り直していた気がします。
そんな中、2018年。まだまだ心の体調がすぐれずにいたあいの描く絵を、手のひらサイズの一枚を観て、涙を流してくれた方がいました。
その涙に出逢った瞬間、心を込めて紡いだひとつひとつの時間が「誰かの心に寄り添えること」「誰かの記憶に佇めること」「それは幸せな出来事で、それに出逢う旅に出てみたい」そう思い、人生初の個展を開くこととなります。
この時点ではまだ、彼女も家族も、全く隠していたつもりはないけれどあいの個性に対して、そっとそばに置いていただけでした。
人よりも自分が自分のことをどう思うのか自分がどうしたいのか、それが大切。
少しずつ活動の幅を広げていき、自分の作品に触れてくださる方が増え始めたとき、彼女は、ゆうにゆっくりと時間をかけながら、自分の言葉でこう伝えてくれました。
「人がどう思うのか分からないけれど、人の気持ちを理解することも苦手だけれど、人よりもまず自分が、自分のことをどう思うのか、自分がどうしたいかっていうことが大切だと思う。だから、一人でうまくできない理由やゆうのサポートの中で活動していることをちゃんと皆さんに伝えてから、私は絵を描いていきたい。
出逢ってくださった人達に、私の作品を観てくれる人達に、私のことを知ってほしい。」
様々な経験をし、どん底まで味わい、懸命に闘った彼女の言葉には『生きる』『前を向いて歩いていく』というメッセージがぶれることなく、そこに存在することを、より強く感じた瞬間でした。
伝えたいこと⋯
このことを公表することで、特別扱いしてほしいわけではありません。自分のすべてを伝えることが素晴らしいと、押し付けているわけでもありません。
あいも今、この活動をしていなければ、自分の個性を伝えるという選択をしていなかったと思います。
伝えるという、一歩を踏み出すことで、離れていく人もいるかもしれない。
だけどそれよりも、あいのことを、あいの作品を今よりももっとスキになってくれる人がきっといて、新しい世界に出逢えるかもしれない。同じようにがんばる誰かのことを、応援できるかもしれない。同じように生まれながらの個性を持つ方に対して、なぜかまだまだ残っているネガティブなイメージを変えることができるかもしれない。
そんな想いが、あい本人にも、そばにいるゆうにもふわりと心に浮かびました。そして、知っていて欲しかった。得意なこと、苦手なことは誰にでもあって、
それは特別なことじゃないってことを。
苦手なことがあってもいいんだよってことを。
自分の『スキ』なことと手をつないでいいんだよってことを。
その個性って、あなたの大切なものなんだよってことを。
最後に⋯
一歩踏み出すこと。これはなかなか勇気のいることです。
今置かれている環境や心模様でその一歩が重くも軽くも感じてしまいます。不安や心配ごと、辛さや悲しみはどんな人でも持ち合わせているんだと思います。けれど、一歩踏み出す勇気やちょっとしたタイミングで物事は自分の想像以上に素敵なものに進化も変化も深化もします。
過去のあいは自分の生まれつきの個性に苦しみ、たくさんの時間を失いました。
でも、今のあいは自分の生まれつきの個性に助けられ、たくさんの時間を頂いています。
そして、未来のあいは自分の生まれつきの個性を強みとしてたくさんの人や時間と出逢い、歩いていくはずです。
この個性は、あいにとって大切なものです。そして、ゆうは双子として生まれてきて、あいと姉妹でいることを
心から誇りに思いますし、彼女のことをひとりの人として尊敬しています。
ゆうは今、2人でこうして笑顔でいられることや活動できることを
あいの『スキ』な絵を描くことを通してたくさんの方に伝えたいです。
『スキ』なことで手をつなごう。
わたしを生きる。あなたを生きる。わたしとあなたで手をつなぐ
優しさと愛を心に添えて
Our story has just started.
有限会社白石書店について
有限会社白石書店は、創業102年(1923年創業)の北九州市・遠賀郡に展開する老舗書店です。創業当時は学校の購買機能を兼ね、書店の展開・教科書販売を拡大することで、若者と本をつなげる役割を果たし、地域に貢献してきました。
現在では教科書特約店として小学校・中学校・高校延べ70校と取引をし、また、全国に50書店ほどしかない医学書特約店として医学書の取り扱いもしています。
実店舗は本店(八幡西区力丸町)・折尾駅前店(再開発にて一時閉店中)・ゆめタウン遠賀店の3店舗と産業医科大学内に店舗を構えています。 また、公式YouTubeで絵本の読み聞かせ動画や学校販売サービス「Raku-Buy」の開発・運営を行っております。
会社概要
商号 | 有限会社白石書店 |
代表者 | 代表取締役 白石 隆之 |
所在地 | 〒807-0802 福岡県北九州市八幡西区力丸町23番15号 |
設立 | 1923年03月05日 |
事業内容 | ・書籍やCD販売、医学書の販売 ・小学校や中学校、高校の教科書取扱い ・学校や公共図書館への図書納入 ・カフェ事業の運営 ・学校販売サービス「 Raku-Buy」の開発、運営 |
資本金 | 2,000万円 |
URL |
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】 有限会社白石書店 担当:白石隆貴(しらいし たかよし) Tel:093-601-0100 E-Mail:t_shiraishi@s-hon.co.jp |








