2016年は女性俳人の草分け的存在である杉田久女の没後70年にあたります。

彼女は鹿児島で生まれ、沖縄、台湾、東京と移り住み、

19歳の時にこの北九州市へとやってきました。

美術教諭の職に就きながら、26歳の時に俳句の道へ進み、見事その才を花開かせます。

そして家庭内の不和、師との確執、持病、戦争など様々な悲劇に翻弄されながらも、

俳句への情熱が尽きることはありませんでした。

そんな彼女の俳句に、北九州市出身の画家・西川幸夫さんによる

やわらかで透明感のある画を添えて、句画集が誕生しました。

杉田久女研究の第一人者、坂本宮尾さんによる選句と鑑賞が

とてもあたたかく彩られた一冊です。

句画集「杉田久女」一〇一句、非常におすすめの一冊です！

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