経済産業省「書店振興プロジェクト」
九州初‼ RFIDタグ活用で万引きを85%削減!
白石書店×PubteX 実証実験スタート
創業100年以上(1923年創業)の有限会社白石書店(北九州市八幡西区力丸町、白石隆之社⾧)は、2025年8月29日(金)からDXで出版界の構造的な課題の解決を目指す株式会社PubteX(東京都千代田区内神田、渡辺 順社長)のRFIDタグを活用した「BOOKTRAIL」の実証実験を九州で初めて実施いたします。
この実証実験は、経済産業省が 2024年3月に「 書店振興プロジェクト」を立ち上げ、2025年6月10日に発表された書店活性化プランの「Ⅳ.経営における効率化・省力化に関する課題」でも触れられている令和 6 年度補正予算案「 クリエイター・事業者支援事業費補助金(経済産業省)」を株式会社 PubteX が活用し、在庫の可視化・売り場別の販売分析・防犯効果の検証を行うもので、白石書店本店(北九州市八幡西区力丸町 23-15)としては、主に防犯効果「万引き防止」の実証実験を行います。
なぜ白石書店が実証実験を行うのか
書店業界の販売金額はネットを中心とするデジタル化の影響で最盛期の2兆6000億円(1996年)と比べ、1兆5000億円(2024年)と5割に迫る勢いで減少しています。弊社も例外ではなく、この状況が続けば書店は減少し続け、地域の方々に本が届けられなくなってしまいます。そんな中、経済産業省が書店振興プロジェクトを立ち上げていただいたことは業界として二度とないチャンスです。
100年以上続く地方の老舗書店でも最新の技術を活用し、積極的にチャレンジをすることで、顧客満足度や収益の向上、業務改善ができれば、他の書店にも "まだ書店はやっていける”と勇気を与えられるのではないかと考えています。
また、RFIDタグを活用すれば、白石書店が仕入れた書籍のみの施策が可能となります。
地域に密着し続けた白石書店だからこそ地元企業や自治体と連携し、地域の活性化も目指していきます。
書店振興プロジェクトとは
書店振興プロジェクトは、経済産業省が「書店は文化創造の基盤」と位置づけ、街なかの書店を持続的に活性化するために立ち上げた国の取り組みです。
プロジェクトチームを2024年3月に発足させ、10月には「書店活性化のための課題(案)」、2025年1月27日にはパブリックコメントを集め「関係者から指摘された書店活性化のための課題(案)」を公表されました。これを踏まえて、2025年6月10日に「書店活性化プラン」として政府の支援策をまとめて発表しました。
参考資料
・関係者から指摘された書店活性化のための課題(案)(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/downloadfiles/syoten_kadai.pdf
・書店活性化プラン(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/PDF/syotenplan.pdf
RFIDタグとは
RFID(Radio Frequency Identification)とは、電波を用いてICタグの情報を非接触で読み書きするシステムです。
バーコードのスキャンと異なり、RFIDは一括して複数のICタグをスキャンすることができます。電波が届く範囲であれば、ICタグが遠くにあっても読み取りが可能なため、いろんな分野において作業負担の軽減や効率化が期待されている技術です。
RFIDタグの導入前の課題と導入後に見込まれる改善
※白石書店で行われる主な実証実験は、防犯効果「万引き防止」の検証
業務 | 導入前の課題 | 導入後に見込まれる改善 |
棚卸 | ・数万点の書籍を閉店後から開店前までに1冊ずつバーコードで読み取りながら作業を行う ・読み取りミスや記録漏れによる在庫誤差が頻発 ・棚卸頻度が低く、欠品や過剰在庫の把握が困難 | ・ICタグにより一括で読み取ることが可能となり、同量の作業が1/30~1/50に短縮可能 ・一冊ごとに棚位置や入荷時期などの情報をリアルタイムで把握可能 |
入荷 検品 | 箱から1冊ずつ取り出し、目視で入荷伝票と照らし合わせるため、ミスが起こりやすく、作業負担が大きい | ・箱のままハンディリーダーで一括検品 ・数秒で完了 ・入荷履歴も自動記録 |
返品 | 一冊ずつバーコードで読み取り、箱詰めを行うため、誤読や抜け漏れが発生しやすく、作業時間が長い | ・箱詰めしたままハンディ―リーダーで一括返品 ・返品履歴も自動記録 |
万引き 防止 | ・防犯タグの挿入や抜き取り作業が煩雑 ・万引き時の商品特定に数時間かかる ・誤作動や検知漏れが発生 | ・RFIDゲートで万引き犯を抑止、未精算品は即検知、自動アラートでスタッフへ通知 ・商品ごとにユニークIDがあるため、盗難場所が予測しやすく、犯人の特定がしやすい ・他の書店様では盗難冊数が年間1087冊→157冊に減少(約85%削減) という実績あり(コミックに限る) |
レジ 業務 | ・複数冊購入時に1冊ずつバーコード読み取りが必要 ・顧客待ちの時間が長く、ピーク時にレジが混雑する ・セルフレジ導入が難しく、人に依存 | ・卓上リーダーで複数冊を一括読み取り ・セルフレジでも有人レジと同等の精度で処理可能 |
顧客 対応 | 在庫確認や本を探すのに時間がかかり、接客品質にばらつきが出る | ・ハンディリーダーで書籍の位置を即特定 ・隠れた本も検知でき、案内時間を大幅短縮 ・デジタルサイネージやスマホ連携による付加価値サービスを実現 |
販売 分析 | ・棚別の売れ行きの把握が困難 ・販促や棚割の判断が経験則に依存 ・売場レイアウトの最適化が難しく、売上機会を逃すことも | ・同じ書籍でも1冊ずつにユニークIDが登録されているため、書籍の「いつ」「どこの売り場で」売れたかを履歴データで取得できる ・そのデータを元にフェア展開や商品配置、レコメンドサービスへ活用可能 |
PubteXについて
私たちはDXを活用し、新たな切り口で出版界の構造的な課題を解決していきます。
出版界は複数の構造的な課題を抱えており、その改善が急務とされています。
私たちはDXを活用し、新たな切り口でそれらの課題を解決していきます。
また私たちの新技術の導入を推進することにより出版社や書店、販売会社など業界の皆さんに広く利用してもらい、出版流通全体がサステナブルなものに変革されていくことを目指します。
そして人々が店頭で一冊でも多くの魅力ある出版物と出会える、快適な読書環境の維持に貢献し続けます。
事業内容
- AI発行・配本最適化 ソリューション事業
出版界で活用されている様々なデータを縦断的・横断的且つ総合的に活用し、更にタイトル毎に異なる販売特性にフィットした「AI モデル」を活用してサービスを継続的に進化させていくことにより、出版界が抱える構造的な課題の一つである返本率を低減し、業界サプライチェーン全体の効率化を目指します。
- IoTソリューション事業
アパレル流通業界等で大きな効果が実証されているRFID、いわゆるICタグを出版物に装着し、記録された各種データを用いて、在庫や販売条件の管理、棚卸の効率化や売り場における書籍推奨サービス、そして万引き防止に至るまで、各種のサービスを運営し、書店のオペレーション・経営改善を中心に出版流通の課題解決の支援を行います。
実績(2025年8月末時点)
- 導入済み:34店舗/累計導入予定:123店舗(2026年導入も含む)
- 導入出版社(予定含む):12社
講談社、小学館、集英社、KADOKAWA、一迅社、
白泉社、光文社、竹書房、双葉社、日本文芸社 など
ホームページ
有限会社白石書店について
有限会社白石書店は、創業102年(1923年創業)の北九州市・遠賀郡に展開する老舗書店です。創業当時は学校の購買機能を兼ね、書店の展開・教科書販売を拡大することで、若者と本をつなげる役割を果たし、地域に貢献してきました。
現在では教科書特約店として小学校・中学校・高校延べ70校と取引をし、また、全国に50書店ほどしかない医学書特約店として医学書の取り扱いもしています。
実店舗は本店(八幡西区力丸町)・折尾駅前店(再開発にて一時閉店中)・ゆめタウン遠賀店の3店舗と産業医科大学内に店舗を構えています。 また、公式YouTubeで絵本の読み聞かせ動画や学校販売サービス「Raku-Buy」の開発・運営を行っております。
教育に身近な書店であり、これ以上地域から書店をなくさないために今回の実証実験をすることとなりました。
会社概要
商号 | 有限会社白石書店 |
代表者 | 代表取締役 白石 隆之 |
所在地 | 〒807-0802 福岡県北九州市八幡西区力丸町23番15号 |
設立 | 1923年03月05日 |
事業内容 | ・書籍や雑誌、医学書、CD、雑貨等の販売 ・小学校や中学校、高校の教科書取扱い ・学校や公共図書館への図書納入 ・カフェ事業の運営 ・学校販売サービス「 Raku-Buy」の開発、運営 |
資本金 | 2,000万円 |
URL |
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】 有限会社白石書店 担当:白石隆貴(しらいし たかよし) Tel:093-601-0100 E-Mail:t_shiraishi@s-hon.co.jp |